PANEL51 令和3年4月発行

公益社団法人 兵庫県建築士会 神戸支部 支部長の戎でございます。 

会員の皆様には当会へのご支援とご協力を頂きまして感謝いたしております。
令和2年度は、コロナ感染症拡大により会員の皆様への情報、事業が思うように提供できませんでした事をお詫び申し上げます。

また、令和2年度はコロナ感染症拡大に伴う緊急事態宣言が発出され、通常総会は、会場として予定しておりました神戸産業振興センターをはじめ市内の各会議室が閉鎖されましたので、神戸支部事務局での開催となりました。多くの方々にお会いすることができずに残念で申し訳ございませんでした。

今年は、緊急事態宣言も解除され、感染者数も下げ止まりの兆候があり、今年は通常総会が開催できて皆様とお会いできると思っていました。しかし、気候も暖かくなり、桜も開花して、今まで抑えられてきた気持ちが解放されて、コロナ感染症への警戒心が緩みがちとなり、感染者数も増加してきている状況に変わってきています。今年の総会開催もできるかどうか心配なところでした。しかし、再度、緊急事態宣言が発出され明日より実施されますが、今年は当会場で開催することができました。

いまだコロナ禍が続いています。まだまだ油断はできない状況であります。皆様には3蜜を避け、常にマスクの着用、日ごろの体温管理、部屋では十分な換気を行いながら、感染症対策に十分注意して頂くと同時に、十分な対策を続けて頂きたいと思います。

会員の方々におかれましては、この非常事態に耐えながらの日々の生活、仕事に従事されているご苦労に対して、ご心痛お察し致します。

コロナ感染症拡大も第4波が始まっているとの報道もありますが、ワクチン接種も始まりました。多くの人たちが接種を受けることができ、早くこのコロナ禍が収束し、マスク無しで会話ができること、笑顔を見ることができる時が1日も早く来ることを願っています。

コロナ禍で生活スタイルが変わり、働き方も変わりました。ダーウィンの言葉とされている「この世に生き残る生き物は、最も力の強いものか。そうではない。最も頭のいいものか。そうでもない。それは、変化に対応できる生き物だ」 まさしく人類もその生き物だと思います。

実は、これはダーウィンの言葉ではなく、元々1960年代に米国の経営学者レオン・メギンソンがダーウィンの考えを独自に解釈して論文中に記した言葉であって、それを他者が引用を重ねるうち少しずつ変化して、最後にダーウィンの言葉として誤って伝えられるになったという説があります。
レオン・メギンソンは19世紀ロシアの生物学者カール・ケスラーの進化説に強い関心をもち、この言葉もむしろケスラーの考えを反映しているそうです。ケスラーは「競争よりも相互扶助が進化に重要だと主張しています。

いずれにしても、人類にとって「変化に対応できること、相互扶助が大切である」と考えます。

今日まで「変化に対応してきたこと、相互扶助してきたことで、私たち人類は、いかなる困難にも耐え、困難に立ち向かい、生命を守り、継承され、今後も進んでいくことができると思っています。
しかし、自然には敵わない場合があります。地震、水害、火災等です。
阪神淡路大震災から26年、東日本大震災から10年が経過しました。直近では栃木県足利市で発生した山林大火災等がありました。私たちは今も復興を続けながら未来に向かって進んでいます。更に、これから起こると指摘されている、南海トラフ巨大地震、首都直下型地震に対しての対策の準備も進んでいくことでしょう。
繰り返すことになりますが、私たち人類が地球上に生まれたとされる30万年前から現代、そして未来に向かって、自然と共生し、変化に対応し、人類が互いに協力していくことが私たちにとって大切であると考えます。

現在の私たち建築士にできること。それは、いまだ収まることのないコロナウイルス感染症、自然災害に負けないように、皆が安心・安全な社会生活を過ごせるように、会員皆様の協力による物づくりを通しての社会貢献だと思います。

最後になりますが、このような状況の中ではありますが、公益社団法人兵庫県建築士会神戸支部では、会員の皆様に対し、講習会、見学会、セミナー、耐震相談等の事業活動を展開することで、多くの情報を得ていただき、技術の向上、知識の習得、研鑽の一助として役立てて頂きたいと考えています。

更に、一般の方々にも建築士の存在を知っていただき、建築士としての技術、知識を提供することで建築士の地位向上と建築士会が市民に認められた団体で、社会的地位を確保できることを願っています。会員皆様には相互扶助をもって、安心し、希望が持てる建築士会にご参加して頂けるような団体になる為に、ご理解、ご協力をお願い申し上げます。
そして、会員皆様方のこれからの、ご多幸とご健勝を祈念いたしまして、私の挨拶とさせていただきます。

令和3年4月24日 戎 孝之 支部長 挨拶より

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