平成18年度 第1回「建築士と考える住まいスクール」事業報告


テーマ:築100年の洋館に学ぶすまいづくり

日 時:平成18年7月8日(土) 13:30〜16:15(16:30〜17:30)

会 場:垂水区塩屋町 旧後藤邸(見学)、コープミニ塩屋(講義)

参加者:44名(市民32名、士会員9名、すまいるネット3名)

参加費:無料

講 師:情報企画委員会委員(講師2名、語り部4名)

内 容:当日は市民定員25名を大きく超える32名の参加があった。暑いなかでの洋館見学、「永く住み続けられる家

     づくり」と題して講義と参加者トークと盛りだくさんな内容にもかかわらず、途中退席もなく最後まで熱心に学

     ばれている姿はとても印象的でした。参加者からは、戦後日本の住宅が築30年で建て替えられている現状

     をふまえて、日本の住宅家屋のあり方、長持ちする住まいとはどうあるべきかまた、現実に解体されないで

     残っている建物を見学し、とても満足された様子でした。参加者トークでは市民の皆様にとって身近な例を

     挙げての質問や意見が相次ぎ、今回のテーマへの関心の高さを伺うことができました。また、会の終了後、

     希望者のみでジェームス山の建物ウォッチングを行うことになり、ここにも予想外の多くの参加者があり、

     建築士と市民の対話を一層深めことができたのも思わぬ収穫でした。今回の事業で、士会員以外の方

     の企画参加があり、自然素材の展示資料提供をいただくなど講義への協力があった。

     1)築100年の洋館の内部及び周辺異人館の見学

     2)講義:永く住み続けられる住まいづくり

       休憩(冷茶と冷菓)

     3)参加者トーク:永く住み続けるための生活と住まいの工夫

     4)自然素材材料展示

     5)ジェームス山ウォッチング(希望者のみ)

参加者の声
     ・普段見学できない建物の中をゆっくりと見せて頂けて大変勉強になりました。是非残して頂きたいと思い
      ます。
     ・説明が十分で良くわかり、建築士の方々も親切だった。建築基準法は最低のラインになっているのが
      わかった。
     ・見学は良かった。これからも文化財として考えられるところをお願いしたい。
     ・設計される方の意見が聞けてよかった。
     ・須磨、塩屋付近に多くの古い洋館があることをはじめて知ってよかった。

                       
旧後藤邸見学                                      旧後藤邸の説明

               
講義風景                                         参加者トーク風景